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カウンセリングから始まる。トリートメントの“満足設計”と技術の組み立て方

2025 3/24
目次

カウンセリングから始まる。トリートメントの“満足設計”と技術の組み立て方

はじめに:施術の価値は「技術+提案」で決まる

トリートメント施術でお客様の満足度を高めるには、ただ良いものを使うだけでは不十分です。

必要なのは、

  • 髪の状態を見極める視点
  • 必要な工程を組み立てる設計力
  • そして、その意味を伝える言葉の力

この3つが揃って初めて、「この人に任せたい」と思ってもらえる体験が生まれます。

この記事では、システムトリートメントを最大限に活かすための“満足設計”について、美容師として押さえておきたい視点と技術をステップで解説します。


1. カウンセリングの質が施術の価値を決める

ヒアリングは「現状」×「体感」×「履歴」で立体的に

お客様が感じている悩み(例:パサつき、まとまらない)は氷山の一角。その裏には、

  • 髪の水分保持力の低下
  • キューティクルの乱れ
  • 内部タンパク質の減少 など、複数の要因が絡んでいます。

▶︎「どんなときに広がりやすいですか?」 ▶︎「ドライ後の髪はどんな質感になりますか?」 ▶︎「最後にカラー・パーマされたのはいつ頃ですか?」

など、現状・体感・履歴の3つを立体的に捉えることで、トリートメント設計の精度が上がります。


2. 工程で差がつく。5STEPトリートメントの「組み立て思考」

すべてのシステムトリートメントが5工程で構成されているわけではありません。中には1〜3STEPのシンプル設計のものもあれば、より工程が多く、毛髪内部・外部に多角的にアプローチするタイプも存在します。

なかでも近年注目されているのが、分子量の異なる複数のケア成分を段階的に導入し、補修・架橋・保護・熱反応といったプロセスを“積み上げるタイプのトリートメント”です。

これは、1つひとつの工程が「何のためにあるのか」が明確であり、ダメージ履歴や髪質に応じて柔軟に設計できる点が特長です。

各工程に意味がある

工程役割施術意図
STEP1:浸透促進先行導入・水分バランス調整次の補修成分が入りやすい土台作り
STEP2:内部補修分子レベルでダメージ空洞を埋めるハリ・コシの基盤づくり
STEP3:架橋ケラチン結合の補強持続力・弾力の付加
STEP4:外部補修キューティクル保護ツヤ・手触り・指通りの仕上げ
STEP5:熱反応熱で定着・疎水性付与サロンならではの質感完成度

このような多層設計型のシステムトリートメントは、毛髪の構造に対して**「論理的に積み上げるケア」**ができる点で、プロフェッショナルな信頼性を生みます。

すべての工程を必ずしも使用する必要はありませんが、髪質やお客様のライフスタイルに合わせて、どの工程を強調し、どこを簡略化するかを考えることで、結果と時短の両立が可能になります。


3. お客様の“納得感”を高める伝え方

どれだけいい施術でも、その意味が伝わらなければ価値になりません。

ポイントは「今の状態」→「施術の意味」→「期待できる変化」

🗣「今、髪の中がスカスカな状態で、水分も栄養も抜けやすくなっているんです。 だから、まず内側からしっかり補修する工程を入れています」

▶︎ 「何をしたか」ではなく、「なぜやったか」を伝えるだけで、 体験の満足度が大きく変わります。

ビジュアルや触覚も活用する

  • 図や模型で構造説明
  • 途中経過の触り比べ
  • Before/Afterのスマホ撮影共有

→ 見える・触れる体験は、お客様の記憶に残ります。


まとめ:設計できる美容師は、信頼される

トリートメントは“工程をこなす”施術ではなく、 状態を見て必要な順序を組み立てる「設計型の技術」です。

そして、その工程の意味をわかりやすく伝えることで、 お客様の満足度・再来率・ケア意識までも変わっていきます。

カウンセリングから始まる“満足設計”。 その積み重ねが、次の指名と信頼につながっていくはずです。

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