はじめに:施術直後だけがゴールじゃない
「施術直後はキレイだけど、すぐに元に戻る」
こんな声をお客様から聞いた経験、ありませんか?
実はトリートメントの価値は、
- 当日の仕上がり だけでなく、
- 1週間後、1ヶ月後の状態 にこそ現れます。
この記事では、リピートに直結する、 1ヶ月後まで意識した”持続設計”の考え方と具体的な施術ポイントを徹底解説します!
目次
1. なぜ”持続設計”がリピートに直結するのか?
お客様が記憶するのは”施術後”だけではない
- 当日は仕上がりに満足
- でも数日後、手触りが急落したら?
- 1ヶ月後、髪が元に戻っていたら?
▶️ この”施術後の体感”こそが、 “次も来たい”か”もういいや”かを分ける分岐点になります。
リピートにつながる体験とは?
タイミング | 理想体験 |
---|---|
施術直後 | 見た目・手触りの変化に感動 |
1週間後 | まとまり・ツヤの持続を実感 |
2週間後 | 乾かすだけで形が決まる快適さ |
1ヶ月後 | パサつきや広がりの再発を感じない |
▶️ ここまで体験設計できれば、リピート率は劇的に上がります!
2. 施術時に意識すべき持続力アップの3つの視点
① 内部補修重視で施術設計を組む
表面コートだけでは持続力は期待できません。
▶️ 必ず、
- 小分子ケラチンやPPTで内部補修
- 架橋成分で結合補強 を重視した施術設計を組み立てましょう。
② 熱反応を正しく取り入れる
- ドライヤーやアイロンによる熱反応定着
- 疎水化による水分保持力アップ
▶️ 成分を”定着”させる施術が、持続力に直結します!
③ ホームケア連動設計を意識する
施術だけでなく、
- ホームケア商品の提案
- 乾かし方・アイロン使いのアドバイス を必ずセットで行いましょう。
▶️ 日常の積み重ねが、施術効果の持続を左右します!
3. 持続力を高める施術の組み立て例
【持続設計型トリートメント例】
ステップ | 施術内容 |
---|---|
1 | 浸透促進剤で導入路確保 |
2 | 小分子ケラチン・アミノ酸ブレンドを内部補修 |
3 | 架橋成分(PPT)で内部定着補強 |
4 | 疎水化型トリートメントで外部補強 |
5 | 低温〜中温ドライヤーでじっくり乾燥+熱反応 |
6 | 必要に応じてアイロンで最終定着 |
7 | アウトバスケア+ホームケア提案 |
▶️ このように”内部→定着→表面保護”の流れを意識することで、持続力が格段に高まります!
4. お客様へのアフター提案もセットで考える
✔ ホームケア提案は必須
- 熱ダメージ予防用アウトバスケア
- 低刺激・補修成分配合シャンプー
▶️ サロン施術だけでは完璧には守れないからこそ、”お客様自身の手”も借りる提案を!
✔ 次回来店までのプランを見せる
- 1ヶ月以内のメンテナンストリートメント提案
- 季節に合わせたケア提案(紫外線、乾燥など)
▶️ “続きの物語”を示すことで、自然に再来動線を作れます!
5. リピートにつながる”持続提案”トーク例
🗣「今日の仕上がりはもちろん、1ヶ月後に違いを感じてもらえるよう設計しています」
🗣「次回、この状態をベースにさらに定着力を高めると、今よりもっと乾かすだけでまとまる髪になりますよ」
🗣「普段のお手入れで気をつけるポイントをいくつかお伝えするので、ぜひ試してみてください」
▶️ 施術にストーリーを持たせることで、お客様の意識が”今日だけ”から”未来”へ変わります!
まとめ:今日の施術は、未来への種まき
トリートメントの真価は、
- 施術直後の手触り
- 数日後のまとまり
- 1ヶ月後の髪の安定感 すべてに現れます。
そのためには、
- 内部補修重視
- 熱反応による定着
- ホームケア連動設計 を意識した”持続設計”が不可欠です。
今日の施術が、1ヶ月後のリピートを決める。
そんな意識で、お客様1人1人に未来を見据えた提案をしていきましょう!