ヘアケアの専門性で差がつく!美容師が知っておきたいPPT成分の話
はじめに:PPT=プロテインでプロの信頼感が変わる
美容師としてサロンケアを提供するうえで、技術だけでなく“提案の根拠”を持っているかどうかは、お客様との信頼に大きく関わります。とくにヘアケアにおいては「なぜこの成分が必要なのか?」を自信を持って説明できるかどうかが、単価アップ・リピート率・継続利用に直結します。
この記事では、**PPT(加水分解タンパク質)**の種類と役割、それぞれの成分が髪に与える効果、施術や商品選定のコツを、美容師目線でわかりやすく解説します。
1. そもそもPPTとは?
PPTとは「Polypeptide(ポリペプチド)」の略称で、髪の構成成分であるタンパク質を加水分解して小さくしたもの。主に補修目的で配合される成分群です。
髪は主にケラチン(タンパク質)でできており、カラー・ブリーチ・熱ダメージによりその内部構造が壊れると、
- 弾力がなくなる
- パサつく
- まとまりが悪くなる といった症状が起きます。
▶︎ PPTはその“空洞”を埋めてくれる、いわば補修の主役。
2. PPT成分の種類と役割
PPTには複数の種類があり、それぞれ髪に与える効果が異なります。ここでは主要なPPT成分を解説します。
成分名 | 主な効果 | 特徴 |
---|---|---|
加水分解ケラチン(羊毛由来) | 髪の強度・弾力アップ | 髪の構造に近く、浸透性が高い |
加水分解シルク | ツヤ・なめらかさ | 軽やかな質感で、絡まりやすい髪にも◎ |
加水分解コラーゲン | 保湿・柔らかさ | ダメージで硬くなった髪にしなやかさを与える |
加水分解エラスチン | 弾力とハリ感の強化 | 年齢による髪のボリュームダウン対策に有効 |
加水分解大豆タンパク | 軽めの補修・保水 | 髪が細くペタンとなりやすい方におすすめ |
🔸 PPTは成分によって重さ・定着度・浸透力が異なるため、 髪質・ダメージレベル・仕上がりイメージに応じて組み合わせるのが理想です。
3. サロン施術でのPPT活用ポイント
① トリートメント施術時
- ケラチン系は中間〜毛先中心に使用し、強度回復を図る
- シルク・コラーゲン系は表面に軽くのせて、ツヤ感と柔らかさをプラス
- 加温5分+揉み込みで浸透力UP!
② プレ処理剤として
- ブリーチ・矯正施術前に薄めたPPTを塗布 → 内部の空洞を補って薬剤の通り方を均一に
- これにより、仕上がりがまとまりやすくなる&薬剤の負担を軽減できる
③ ホームケア連動
- アミノ酸系シャンプー × PPT配合のアウトバストリートメントをセットで提案
- 自宅でも「補修を止めない設計」が◎
4. 美容師が知っておきたい「伝え方」Tips
お客様にPPTの良さを伝えるには、専門用語だけでなく、“体感”と“例え”が鍵です。
🗣「髪の中のタンパク質が壊れてスカスカなので、その穴を埋めるイメージです」
🗣「ちょっと栄養ドリンクみたいな役割ですね。すぐ吸収されて、内側から元気になります」
📌 言葉のわかりやすさ × お客様の実感= リピートと信頼のカギ
まとめ:知識が“技術”になる時代
ヘアケアにおいては、知識もまた技術のひとつ。
PPT成分の種類や効果を理解し、目的や髪質に応じて適切に使い分けることで、**「なんとなくいい」ではない、“理由ある施術”**ができるようになります。
そしてそれは、お客様からの信頼を育み、選ばれ続ける美容師としての力になるはずです。
明日からのサロンワークに、PPTの知識を武器として活かしていきましょう!