技術だけじゃない。髪質改善を叶える美容師の“伝え方”とは?
はじめに:技術の価値は、伝え方で変わる
どれだけ質の高い施術をしても、お客様にその価値が伝わらなければ「いつも通りのトリートメント」で終わってしまいます。逆に、適切な言葉や説明によって「これは本当に自分の髪に必要なケアなんだ」と納得してもらえた瞬間、信頼と満足度は一気に高まります。
この記事では、美容師が“髪質改善”の価値を伝えるために必要なコミュニケーションの技術と、お客様に響く説明のコツを紹介します。
1. 「伝える」ではなく「伝わる」説明を意識しよう
お客様は“結果”ではなく“意味”を求めている
トリートメントや補修メニューを提案するとき、 「このメニューは内部まで補修してくれるんです」と言うだけでは響きません。
必要なのは、「なぜ今の髪にそれが必要なのか」という意味の接続です。
🗣「今の髪の状態だと、水分や栄養が抜けやすい構造になっているんですね。だから表面だけじゃなくて、内側まで補うケアが大事なんです」
▶︎ 髪の“今”と、“未来の仕上がり”をセットで語ることで、説得力が高まります。
2. お客様の感覚に寄り添う表現テクニック
比喩・たとえ話を使って難しいことを噛み砕く
専門用語よりも、「なるほど」と腑に落ちる説明が求められます。
- 「髪の中がスカスカになってる感じ、わかります?スポンジみたいな状態になってて、水も栄養も抜けやすいんです」
- 「このケアは、壊れた建物の柱を補強するようなイメージですね」
▶︎ お客様が“想像できる世界”で説明するのがポイント。
手触りでの「実感」をはさむ
- Before/Afterの触り比べ
- 自分の手で毛先を触ってもらう
これにより、視覚だけでなく触覚による納得も引き出せます。
3. 信頼につながる“提案”のステップ
① カウンセリングで“悩み”を言語化させる
お客様の「なんとなくパサつく…」を、「毛先が水分を弾いてしまって保湿されにくい状態ですね」と言語化すると、それだけでプロとしての信頼感が生まれます。
② 解決策を“選択肢”で示す
1つだけを押し付けずに、
- 「内部補修ができるタイプ」
- 「表面を整えるタイプ」 などの違いを説明し、 🗣「どちらを優先されたいですか?」 と聞くことで、お客様が“自分で選んだ感覚”を得られます。
③ 結果ではなく“プロセス”を語る
施術後には「手触りよくなりましたね」だけでなく、 🗣「中まで栄養を入れたことで、水分の抜けにくい状態になってます。次回までに乾燥を感じにくいはずです」 と、仕上がりの理由と持続性まで伝えましょう。
まとめ:伝える力が、あなたの価値を育てる
髪質改善メニューは、提案の“技術”次第でその価値が伝わるかどうかが変わります。
「よさそう」ではなく、「納得できたから選んだ」——そんな選ばれ方をするために、
- 髪の状態と必要性をつなげる
- 比喩や手触りで感覚に訴える
- 選択肢としての提案を行う
これらのステップを意識するだけで、お客様の信頼と満足度は格段にアップします。
技術を“伝える力”で引き立て、あなたのファンを増やしていきましょう。